バリバリの実用性とそれを具現したデザインの時計はそうそうあるものではありません。クロノグラフとなればなおさらの事。
SinnのEZM1はそういう意味では数少ない傑作と言えるものでした。
EZM1
「でした」と過去形なのは、ベースムーブメントのレマニア5100が生産中止になってしまい、それに伴いこのモデルもディスコンティニューになったため。

・誤動作を防ぐ左側のプッシャー(レフティクロノ)
・ばっさりと削除されたインダイアル
・俄然突撃体制のカウントダウンベゼル
・軽量ピュアチタンケース
・アルゴンガス封入
・Sinn特殊オイル採用


これほどの濃縮モデルは、おそらくSinnにしか作れないものであったでしょうし、ことクロノグラフにおいてこれほどの「実戦」タイプ(パイロットでない人は)はもはや出ないのではないかなあと。

ただレマニア5100の特徴であった60分積算計とクロノグラフ針のセンター同軸配置を、SinnはETA2894の上にデポア・デュプラのモジュールを乗っける二階建てクロノムーブを開発することで実現しており、このムーブメントの熟成が進めば復刻がいつでも可能なのところに希望の灯が見えマス。
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